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新そろ新聞第178号

2021年01月31日
広報誌

さいきん気になる中国の珠算教育事情

「単積一口清」

中国の珠算指導者、王衛達氏が最近「新編珠心算」という素晴らしい本を出版しました。王衛達氏はこれまでも多くの本を出班していますが、さすがに長い指導経験があるだけに実践的でわかり易い内容の本でした。ただこの中で今のところ少し気になるところを感じたのです。私はやはり一番気になっていたのは「単積一口清」の項目でした。この本には大変ご親切にほとんどの項目の頭に「導読」というその内容を理解しやすいように「道しるべ」がつけられている点は我々としても大変ありがたく拝見しました。ただ、私が気になった一つが、「導読」のところで単積一口清について長所だけでなく短所もはっきりと書いていたことでした。一口清については「六歩教学法」という本を書いて最初に提唱したのが当時吉林省珠協の秘書長をしていた劉善堂先生ですが、四つの特長を挙げ、学びやすく、暗算にも入りやすく、学校の勉強にも入っていきやすいというように、まるで「一点の非の打ちどころのない」長所ばかりのような、鳴り物入りで全国にひろがり、吉林省ではすべての小学校で必学の対象になっていました。また別の文献では、珠算競技会においても日本の選手にも勝てるようになったという供述が見られました。そのため、我々研究会では金本和祐先生にまでお願いをしてその肝いりで日本の一流選手(指導者も含む)十数名を選抜していただいて、鈴木宗一・宮城忍人両先生を副団長として吉林省の小学校まで視察に出かけました、この時は劉善堂元秘書長の後継者である李偉濱秘書長(当時)と現地の小学校には大変お世話になりましたが、結果は十分な成果が得られないままになってしまいました。ところが「新編珠心算」のなかでは一口清算法の長所だけでなく、短所も明らかにされており、このことによって、中国の今後の珠算教育の在り方が、本来の基本に立ち戻る示唆が得られる事を信じたいと思います。(欠点として挙げられていたのは、・方法が複雑で、難教・難学、したがって少数の先進的な選手の中でのみしか広がらなかった)

大谷 茂義 (中国珠心算教育問題研究会前会長)


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